フリーアナウンサー 関根友実 公式ホームページ

体格・性質

スリーサイズは自称「ボン・キュー・ボン」

 体型には昔からコンプレックスがあります。 まず肩幅がガッシリしていて骨太。 そんじょそこらの男性陣よりも「背中が広い」です。 折れそうな程細い二の腕にモーレツに憧れます。 特に水着になるのが大嫌いで、たとえ下半身を露出しても構わないから二の腕は隠しておきたい方です(周囲が大迷惑でしょうが……)。

アレルギー・アレルギー・アレルギー

 生まれた時から、アレルギーと名のつくものにはほとんどすべてかかってきました。 どうやら細胞レベルでは繊細にできているようです。

 アトピー性皮フ炎

 幼い頃はずーっとアトピー性皮フ炎に悩まされていました。 耳、首、ひじ、ひざなど曲がる部分はもちろんのこと、小学生高学年くらいまでは顔もただれていました。 初潮が始まる頃に目立つ顔からは徐々に引いていきましたが、今も残っています。最近は食物で反応するようになり、青背の魚や果物でじんましんが出る時があります。

 成人性気管支ぜんそく

 20歳半ばで成人性の気管支ぜんそくになり、酷い時期には1時間に6回以上の重度の発作に襲われるようになりました。 咳のしすぎで肋骨がヒビだらけになり、咳のたびに激痛に見舞われた時期もありました。 まさにこの頃、医師より「今の状態では仕事も赤ちゃんもムリです」と言われ、悩みに悩んだ挙句朝日放送を退社する決心をします。自分なりに大きな決断をしたおかげか、ぜんそくは小康状態になりました。専門的に言うと、コントロールできている状態です。ただ、ぜんそく患者の10人に一人はそうであると言われている「アスピリンぜんそく」という特殊な種類のぜんそくも併発していて、薬剤や化学物質により思わぬ発作に襲われるときもあります。

 アレルギー性鼻炎

 しかし、次なるアレルギーハードルが待ち受けていた。 アレルギー性鼻炎が悪化して副鼻腔炎(鼻の奥に広がっている空洞にポリープ、簡単に言うと無数のキノコが生えてしまっている状態)になり、薬も効かず手術するしか方法がないと宣告されてしまいます。ぜんそくほど死と隣り合わせの病気という感覚は私自身にはなかったのですが、鼻から呼吸がほとんどできなかったのと、頭痛や嗅覚障害にも悩まされるようになったので、手術を決意しました。

 副鼻腔炎の手術というと昔は上あごの歯ぐきから切開して患部を取り除くという大手術だったらしいのですが、今では鼻の穴から挿入する内視鏡手術ですので見た目に傷も残らず治りも早くなりました。私の場合ぜんそくとの合併症があるので、局所麻酔ではなく全身麻酔での手術になりました。 手術台に寝かされ、全身麻酔のマスクをかぶせられ、医師から「ゆっくりと1、2、と数えて下さい」と言われて「1」と数えようと思ったら数える前に意識を失いました。 恐るべし全身麻酔。 二十歳のころ、アトピー白内障の手術で局所麻酔の手術を体験しましたが、像は結ばないものの光は見えるし、音楽(ビートルズのナンバーをかけながらの手術だったんです)もバッチリ聞こえるし、頭部以外の体は動くし(くしゃみをしたらどうなるんだろう〜とドキドキしましたが)、とってもカジュアルな(!?)手術でした。全身麻酔の場合は次に目覚めた時には一気に半日経過していました。夢を見たとか熟睡した、とは全く違う感覚で、まさしく“無”、空白の時でした。重ねて恐るべし……。

  手術後は鼻の内部をメスで掘りまくっただけあり、鼻がパンパンに膨れていました。 ようやくトイレに一人で行けるようになった頃鏡を見て自分の鼻が余りにも巨大化していたのでびっくり仰天! しかし、本当の地獄はこの後に待っていたのでした・・・(かなりグロイのでご希望の方のみ番外編へお進み下さい)。

 でも手術を受けたおかげで鼻の通りはスッキリしましたし、頭痛も無くなり、鼻炎もマシになりました。本当に良かったです。ただ、またじわじわと再発をしているらしくて、先生からは再手術を勧められています。

 総括(まとめ)

 いまや日本人の三人に一人が何らかのアレルギー疾患を抱えていると言われているほどで、アレルギーは現代人の病の代表選手といってもよいでしょう。そんなアレルギー疾患に次から次に襲われて、そのすべてが慢性化してきました。 やっかいな体質ですが、考えようによっては時代の最先端を行ってるのかなと前向きです。

 私の40年近くのアレルギーとの付き合いで体得したことは、“気長にとことんアレルギーとうまくやっていくことが大切”ということ。闘うのではなく寄り添うこと、慣れてくればコントロールしてしまうことが大切だと思ってます。

 こんな体質をうらめしく思ったことは何回かありますが、体質も含めてすべてが大事な私自身の一部だと、今は愛しく思っています。

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